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クリーニング技術は進化している
クリーニング店に衣類を預けている間に行われている作業について私たちは知る術もなく、ただ戻って来た衣類を見て一喜一憂するばかりですが、実はクリーニングの現場ではその技術が日々進化していっているのです。
例えばしみ抜きの技術。汚れを完ぺきに落としながらも生地の色を落とさないという技術力は昔に比べて随分アップしています。その要因の1つに改めて上から色を乗せる「色かけ」と呼ばれる技術の適用がありますが、これはテキスタイルケアと呼ばれる作業の一種です。テキスタイルケアは衣料の修繕を始めとしてもとに近い状態に戻すための作業のことです。もともと洗浄を中心とした考え方であるクリーニングとは大きく異なるやり方なのですが、最近ではこのテキスタイルケアを導入し、全体的な技術力アップにつなげているクリーニング店も出て来ているようです。
衣類の状態によってクリーニングとテキスタイルケアのどちらに重点を置くかを見極めるのが職人の技、そしてこれがいまのクリーニングの最先端なのです。
クリーニングの種類について
クリーニングには、従来の「ランドリークリーニング」、「ドライクリーニング」に加えて最近導入され始めた「ウェットクリーニング」と、全部で3つの種類があります。
ランドリークリーニングとはいわゆる水洗いのことで、洗剤と相性が良く分子の細い水を使って洗うことで汚れが落ちやすいのが特徴です。一方で生地を痛めやすいというデメリットもあります。
ドライクリーニングは、例えば石油溶剤などの水以外のものを使って洗う洗浄方法のことです。水洗いと比べて衣類へのダメージが少なく、油汚れに強いという特徴がありますが、水洗いよりも時間とコストがかかります。
ウェットクリーニングというのは、本来ドライクリーニングでしか洗えないものを、水を使って洗う新しい技術ですが、仕上げにかなりの技術と手間を必要とします。
衣類のクリーニング表示タグをもとに、クリーニングのプロが適確に判断してこれらの技術の使い分けを行ってくれています。
洗濯技術が高いクリーニング店の見極め方
洗濯技術が高いクリーニング店を見極めることは、クリーニングを利用する上での最重要課題であると言えますね。クリーニング店としての実績があるかどうかをチェックするのも洗濯技術を見極めるための方法の1つですが、やはり本当に満足のいくクリーニング店を見つけ出すには、何度か預けてみる必要があるのかもしれません。
基本的なクリーニングの流れは、前処理→洗浄作業→仕上げ作業です。洗濯技術によってこの1つひとつの作業にかなりの差異が出て来ますが、私たちがそれをすべてチェックするわけにはいきませんよね。その中で私たちが確認できる唯一のポイントとしてしみ抜きがあります。しみ抜きは、クリーニング師の経験と知識、技術に加えて、それなりの時間をかけられる環境があるかどうかで違いが出て来ます。そのため、しみ抜きをきちんと丁寧にやってくれるクリーニング店は、洗濯技術並びに洗濯にかける意識が高いと考えていいと思います。